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4月号

「皮膚は内臓の鏡」
皮膚のトラブルにご注意ください

季節の変わり目
お肌のトラブルに要注意!
 
 

 満開だった桜も葉桜となり、日々暖かくなってきてますね。
この時期に多い症状が『皮膚トラブル』です。冬の低温・乾燥から解放され、トラブル知らずの肌になると期待したいところですが、春になっても『カサカサする』『湿疹ができてかゆい』などと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。じつは春は、肌にとって決して理想的なシーズンではないのです。
 乾燥が肌の大敵なのはいうまでもありませんが、たとえば、2011年1月の平均湿度(東京)が58%だったのに対し、4月も同じく58%だったというデータがあります。このことから、春になっても、空気は冬と変わらず乾燥していることがわかります。また、肌にダメージをもたらす紫外線は日ごとに強くなります。日が長くなるにつれ、肌が紫外線を浴びる時間も長くなっていくというわけです。
さらに、スギやヒノキなどの花粉が飛散するこの期間には、まぶたやほほ、あごから首などの部位がカサカサしたり、赤くなったりする人が増えてきます。肌のバリア機能が低下していると、花粉が付着することで刺激となり、炎症やかゆみを引き起こすこともあると考えられます。これらの外的な要因から起こるトラブル以外に、内的な要因から起こる場合もあります。
 春はまた、入学や就職、引っ越しなど転機を迎えるシーズンでもあります。こうした出来事は一般的には喜ばしいものですが、不安や緊張が続くとストレスの原因になりかねません。ある程度のストレスなら問題ないものの、過剰なストレスは心身にダメージをもたらします。そのため、私たちの体にはストレスによる影響をできるだけ抑え、平常状態に戻そうとする仕組みが備わっているのです。
 その仕組みとしてはまず、脳がストレスをキャッチするとストレスホルモンといわれるアドレナリンや、ノルアドレナリンが分泌されます。ストレス下で血圧上昇、動悸、発汗といった症状が現れるのはストレスホルモンの働きによるもので、この反応によって私たちはストレスと闘ったり、逃げたりできるとされています。また、コルチゾールというホルモンも分泌されます。コルチゾールの生成にはビタミンCが大きく関与しているため、ストレスが続くと体内のビタミンCも消耗されてしまいます。ビタミンCは、肌の結合組織を構成するコラーゲン生成に欠かせない栄養素です。過剰なストレスは皮膚トラブルを引き起こし、悪化させる恐れもあるといえるでしょう。

 春の皮膚トラブルを予防するには、まずは肌のバリア機能維持のためにも、しっかりとした保湿を行いましょう。春先も空気が乾燥していることを考えると、冬と変わらず念入りな保湿ケアが必要です。また、3月を過ぎると紫外線照射量も徐々に増加します。夏ほど日差しがきつくないので油断しがちですが、紫外線量は、4月頃から徐々に増えていき、9月頃まではかなり多くなります。春の柔らかな日差しが差し込む季節でも、すでに相当量の紫外線が降り注いでいます。外出の際にはサンスクリーン剤を塗って、紫外線によるダメージを防止しましょう。
 花粉に反応しやすい人は、目のまわりなどがかゆくなりがちですが、こすると肌に刺激となり、さらにかゆみが増す恐れもあります。外出後はできれば洗顔をし、肌についた花粉を洗い流すとよいでしょう。
 皮膚炎・かぶれを起こしてしまった場合には、炎症を静める効果のあるステロイド外用剤を塗って様子を見て下さい。強いかゆみやストレスからイライラして肌をかき壊すと、そこから細菌が侵入し、ジュクジュクしたりする恐れがあります。化膿した患部は炎症が強いと考えられるため、強い抗炎症作用があり、かつ細菌の増殖を抑えることができる抗生物質配合のステロイド外用剤の使用が適しています。
 肌の調子が悪いと、新しい環境や人間関係の中でつい消極的になってしまい、それがさらにストレスを招くという悪循環にも陥りかねません。そんな悪い循環を断ち切るためには、肌対策はもちろんのこと、健康な肌づくりの基本となる栄養管理にも気をつけたいものです。ストレスの多い生活では食事もおろそかになりがちですが、バランスのとれた食事を心がけましょう。ほかにもストレス軽減には、自分に合ったリラックス法を見つけることも効果的です。
 

 ●暮らしの中で手軽にできるリラックス法
・心地よい睡眠確保を心がける。音楽や香りを利用するのも良いでしょう
・ぬるめのお湯(40℃くらい)に10~15分かけてゆっくりつかる
・背筋を伸ばし、深呼吸をする。吸うときより吐く方を長くするのがコツです
・ストレッチやウォーキングなど軽い運動を行う。筋肉の緊張がほぐれ、疲れも和らぎます

 
皮膚トラブル・・早めに対処し暖かな春を満喫しましょう!
 
 

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